2011年9月5日月曜日

#applim +に参加しました

どうしても文字にしておきたい体験をしたので、
久しぶりにブログを更新してみます。

すごく長いです。すみません!





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この大学3年の夏休み、
applim+という大学生向けのマーケティングコンテストに出場していました。





大会でのお話の前にまず、コカ・コーラさんに関する余談から。



applimに出ると決めるすこし前の6/10、
私が所属するゼミの小島敏郎先生が専務理事をなさっている
NPO法人たいようの会の運営による、
日本コカ・コーラ社主催のコカ・コーラダイアログカフェに参加しました。


イベントの内容としては、高校生から大学院生までの学生が
コカ・コーラ自販機の現状課題や今後について、
社員の方々を交えてダイアログカフェ(ワールドカフェ)形式で話し合うというかたちでした。
iMarketingバイスプレジデントの江端浩人さんもいらっしゃっていて、すこしだけお話もしました。




イベントの内容はすごく勉強になったのですが、
ディスカッションで私たち学生が考えた自販機に関するアイデアは
企業のかたがすでに考えついていたアイデアばかりで、

多くが「それ、会社でも考えたんだけどねー」
と、やんわり一蹴されました。



もちろん、そういったことをお仕事にされてる人たちなのだから、
こんな学生達が集まってちょろっと考えたアイデアなど通用しないというのも当然なのですが。
単純に、悔しい思いがありました。




時は経ち。
ひょんなことから、青学で普段から仲のいいメンバーの何人かで
applimに出場することが決まりました。
チーム名は Team#emigohan。(笑)


私たちがエントリーしたジョージア部門の課題は、
「20代前半、働きはじめの様々な職種の男性をメインターゲットとして、彼らの生活の中にジョージア(缶コーヒー)が欠かせない存在になるためのアプリ、及びソーシャルメディアマーケティングの検討」。






キックオフイベントを皮切りに、
集まってミーティングをしたり、スカイプ会議をしたり、Facebookのグループで話し合いをしたり、
とりあえず自分たちのベストと思える企画を考え中間課題を提出。




そして挑んだフィードバックイベントでは…
なんとも、ボコボコにされてしまったのです。(笑)




というのも、
もともとは今回最終審査で提出したものと全く違う企画を考えていて。(しかも恥ずかしながらわりと自信満々でした)



二人のメンターさんの反応は、決していいと言えるものではありませんでした。
「おれだったらやらない」とか言われたりもして。。




意気込んでいた私たちはすっかり意気消沈。(笑)
しかし凹んでばかりもいられないので、
その夜から早速新しい企画作りをはじめました。



スタート地点のまっさらな状態に戻し、また一から練り直しです。
こんなチームあったんでしょうか?笑




FBイベントから、残された時間は約一週間。
日中は渋谷近辺のカフェで、夜からはメンバーの家に集まり朝までひたすらミーティング、作業。
アルバイトやのっぴきならない予定以外の時間は、ほぼすべてapplimに費やしました。





ついに完成した課題。
企画名は「イタズラ×サシイレ」。

最後の最後まで内容でもめていたようですが、時間ギリギリになんとか提出し、ほっと一息。





そして届いた第一次審査通過のメール。
ジョージア部門60組中の、10組に残りました。
チームの名前をみつけたときは、声にならないほど嬉しかったです。




しかしながら。
追って発表された決勝進出チームには、残念ながら選ばれず。。
ほんとうに悔しかったです。あの舞台に立ってプレゼンがしたかった。
メンターの洋さんに、見て欲しかった。




それから迎えた昨日の決勝レセプション。
前々日くらいまでは凹んでたのですが(笑)、
当日はもう、相当面白いものが見れるのだろうというワクワクと、
自分たちの案の上を行ったチームのプレゼンを見て、ぎゃふんと言わせてもらおう!という
開き直った気持ちで会場入りしました。




先にマジョリカマジョルカ部門のプレゼンが終わり、
ついにジョージア部門スタート。



ペレドーナさん、TMW feat.Mさん、t2labさん。
どのチームの案も面白く、発表もじょうずで、完成度も高く、
純粋にすごいな、と思わされました。
細かいところまでぬかりない。
トップ3というのも納得です。





と同時に…
自分たちも、あと一週間、いや、5日間あれば、
彼らと同じ戦場に立てるようなものが作れたのでは?
オーディエンスの心を引き込むようなプレゼンができたのでは?
と、悔しさが溢れて来ました。



穴だらけ、荒削りな企画だったのは分かっていたけれど。
もう少し時間があれば…。



なんて、誰もが思うことですよね。
けど、悔しかった。。





そんなこんなで、プレゼンや審査員の方々のパネルディスカッションも終わり(すごく勉強になりました)、
まずは協賛企業賞の発表から。




協賛企業賞は全出場チーム120組から選んでいただけるので、
決勝に残らなかった私たちにもチャンスはある。
一生懸命考えたアイデアだもの、 自信はありました。
きっと評価してくださる企業もあるはず。
なかったら…せつない。


どきどきしながら待っていました。








なんと結果は…、

日本Microsoft社賞、mixi賞、電通賞と
三つもの企業様に協賛企業賞として選んでいただけたのです。
うひゃーーー!!






朝、チームのメーリスで

「協賛企業賞で壇上のぼるんだから、身だしなみしっかりね〜♪」

と流していたのですが。(笑)
(ジャージで来たモヒカンもいましたが)



まさか三回も呼んで頂けるとは。。。
本当に恐縮です。




電通の樋口さんが講評でおっしゃっていた、

「アプリが流行るか流行らないかというより、それが流行った後の世界がすこしでも良くなっているか、何かを変えることができるかを考える」

というようなお言葉がありましたが。


うちのチーム、まさにそれをずっと考えていたんです。
アプリは所詮一過性のものが多い。
だからこそ、私たちが考えたものがきっかけで、
「差し入れ」という行為を少しでも気軽に、誰もが行えるようになるように。
そんな文化をつくることを目標に、企画をしたのです。
そうすればおのずと、
「彼らの生活の中にジョージア(缶コーヒー)が欠かせない存在になる」というブランドの課題解決にもつながるのではないかと信じて。




それをばっちり見透かされたというか、理解していただけたということが、
本当に嬉しかったです。







そしてさらにありがたいことに。
決勝進出チームの順位発表も終わり、
特別審査員であるジョージアのシニアマネージャー島村さんの
表彰式の最後の総括のお言葉では、




「ぼくはイタズラサシイレが一番好きだったんですけどねー」




( ゚Д゚)




!!!!





というサプライズが。
もう、本当に感涙でした。





コンテスト終了後の懇親会で、協賛企業賞を下さったMicrosoft、mixi、電通の方々とお話ししたのですが、
みなさん気に入っていただけていたようで、
嬉しいお言葉をたくさんたくさん頂きました。ありがとうございました!




もちろん、多くの「穴」や、詰めの甘さ、実現可能性の低さなども指摘されましたが。(決勝に進めなかった所以です)



頂いたアドバイスはきちんとかみ砕いて、今後に活かしてゆきたいと思います。
本当にたくさんの「財産」を頂きました。ありがとうございました。





そして最後の最後に、ジョージアの島村さんにご挨拶させて頂きました。
なんと島村さんは「ぼくは君たちに満点をつけたんだよ」と。




もう、言葉がないですね。
課題の出題者に、満点をつけて頂いたということ。
こんなに嬉しいことはないです。




しかし、なぜ決勝に進めなかったのかというと、
私たちの企画には「決定的な欠陥があった」のです。


それは、サービスと連携させる予定だったシステムの関係上(うまく説明できなくてすみません)、
絶対にこのアプリは「実装できないことがわかっていた」からだそう。



もちろん、自分たちなりにリサーチを重ねて、
「きっとできるはず」という仮定、もとい確信のもとで、
企画を進めてはいたのですが。



それは想像していたよりもっともっと複雑で、私たちには知り得ない領域の話で。
「現状のシステムでは無理」なのだと。




うーん、なるほど。
勉強になります。





島村さんから頂いたお言葉で一番嬉しかったのは、

「僕たちがずっとやりたくて、どうにか実現できないかとずっと考えていたことを
君たちが形にしてくれた」

という一言。



先述のコカ・コーラダイアログカフェでのことを思い出しました。
あのとき感じた、「学生だから」という漠然とした劣等感。
学生と社会人の方々との間の大きな壁。









それが今回は、「自分たち学生のアイデアで」
企業の方々が考えつかなかったことを企画することができた。
それが評価されたということ。


もう、本当に、嬉しかったです。










とはいえ、決勝には進めなかったわけですし、
プレゼンすらさせて頂けなかったのですから。
悔しい気持ちももちろんあります。


これを良いモチベーションに、今後につなげてゆきたいなと思っています。
次回は絶対に、決勝進出します!











一ヶ月間一緒にやってきた、リーダーのリョー@_ryh、ゆきなお@Yukinao_、川ちゃん@kawapiero、うっくん @HIRO_YUKI_
メンバー一人ひとりの能力と個性がとても強く、何度も衝突したこともあったけど。
変人だらけの楽しいチームだと思います。誰か一人欠けてもだめだった。
これからもよろしくお願いします。







そして我らがイケメンター、洋さん@sasa_yo

洋さんは完全に「褒めて伸ばす」タイプのメンターさんで、
私たちの意見を決して否定しない。
そのおかげで、みんなが失敗を恐れずのびのびと発信することができたのだと思っています。
最高のメンターさんです。ありがとうございました! 
今後はapplimのメンターとしてではなく、
人生のメンターとしてお世話になると思います。(笑)








そして最後に、applimスタッフの方々へ。

applimに参加していなかったら、だらだらと夏休みを過ごしていたと思います。

確実に人生変えられました。参加してよかった。今後もします。
私のように「たいして意識も高くない、ごく普通の大学生」が、
何かに一生懸命になれるチャンスを下さって
本当にありがとうございました。









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長くなってしまってすみません。
本当に良い経験をさせていただきました。
ここまで読んで下さった方々、どうもありがとうございました!

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